Hi, everyone!!
先日、フリーで図案が手に入るサイトを ご紹介しましたが、 気に入った作品をダウンロードしてみましたか? (こちらの記事です。)
ダウンロードした図案の解説書は もちろん英語です。
ぎっしりと英語で説明が書いてあると それだけで「無理無理〜」 なんて思ってしまうかもしれません。
私は若かりし頃(?) 外資系の会社に勤めていて、 外国人の秘書なんぞをやっておりました。
技術翻訳なんかも任されたので まあ、ある程度は英語がわかります。
「だから読めるのでしょ〜?!」
と思われるかもしれませんが、 落ち着いて解説書をご覧下さい。
・・・ ・・ ・
そう、トールペインターなら読めます。
英語がわかる人でも、 トールペインターでなければ読めません。
なぜならこれは 「技術英語」だからです。
でもあなたはトールペインターなので 「技術用語」がわかっていて 「専門知識」があります。
あと必要なのは その作品を描きたいという情熱と 英語の海に飛び込む勇気だけです!!
ここでは、初公開! トールペイントの「正しい」英語図案の読み方を 解説していきたいと思います。
一語一句翻訳する・・・ そんなまどろっこしいことはしません。
大切なのは、 「写真をよく見る」
そう、読むんじゃないんです、 「見る」のです。
これに尽きます。
実は解説書なんか、補助でしかないのです。
そう考えたら気が楽ですね。
早速、こちらを開けてください。
Artist’s Clubのサイトから Laurie Speltzさんの無料パケットを ダウンロードしたものです。
このパケットを見ながら解説していきますね。
<大見出しに注目> まず大見出しをみて下さい。 ほとんどの解説書はこの順番で書いています。
Palette パレット、絵の具 Surface ウッド、素材 Supplies 道具、用具 Brushes 筆 Preparation 準備 Painting Instructions 描き方 Finishing 仕上げ
「絵の具、ウッド、道具、筆」 ここまでは、わかりますね。
筆の呼び方が、Shader(シェイダー)とか Highlighter(ハイライター)とかありますが 普通の平筆でオッケーでしょう。 (↑ ふふ、アバウトです、私。)
*ポイント* 写真をよ〜く見て、 どんな筆や道具が必要なのか、 あたりをつけましょう。
文字を見ると、 ステンシルを使っているようですね。
<Preparation 準備> ここには大抵、シーラーを塗る、とか 下地は何色で塗る、とか書いてあります。
*ポイント* まずはじめに、 すべての絵の具の色に 赤線を引いてみましょう。
さらに、 塗る箇所に、青線を引きましょう。
こんな感じですね。
トールペイントの解説書は基本的に 「どこは何色でどうやって塗る」 が書かれています。
ですから、手書きでいいので 以下のように、 まず「どこは何色」を書き出してみます。
ボード全体 :ソフトブラック
トップとボトム:ブリーチサンド
ブリーチサンドの上:スノーホワイト
2番目と4番目:フォリッジグリーン
中央:サンタレッド
エッジ:ソフトブラック
星:ブリーチサンド
点:スノーホワイト
そして、写真を見ながら、 解読していきます。
「(場所)を○○色で塗る」という場合は 色の前にはwithがつくか、 applyという動詞を使うことが多いです。
例えば、 paint (場所)with ○○とか apply ○○ to (場所)
そして、「どうやって」というのは あなたのトールペインターとしての知識が 活躍します。
base : ベースを塗る wash : ウォッシュで塗る float : フロートする dry brush : ドライブラシ
ほ〜ら、 英語が得意なご主人が読んでも 何がなんだかわかりませんが、 トールペインターのあなたなら 意味がわかりますよね。
あなたの馴染みの単語を拾いながら 以下のように書いていきましょう。
ボード全体 :ソフトブラック(ベース) トップとボトム:ブリーチサンド(ウォッシュ) ブリーチサンドの上:スノーホワイト(ウォッシュ) 2番目と4番目:フォリッジグリーン(ウォッシュ) 中央:サンタレッド(ウォッシュ) エッジ:ソフトブラック(フロート) 星:ブリーチサンド(ドライブラシ) 点:スノーホワイト
3行目の 「ブリーチサンドの上にスノーホワイト」 というのは、 「ブリーチサンドのウォッシュの上から さらにスノーホワイトでウォッシュを塗る」 ということです。
下から3行目の 「エッジはソフトブラックのフロート」 というのは、 写真を見ると、それぞれの板の角、つまりエッジに 黒くシェイドがフロートされているのがわかります。
これで、 どのように下地の準備をするか 完璧にわかりましたね!
それでは宿題です。
その次の 「描き方」の部分に赤線と青線を引いてみましょう。 答え合わせは、また今度!
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