漆器ペイント認定講師になりましたが、 でも漆器のこと、あまり知りませんでした(ーー;)
漆の器やお盆など 誰の家にも1つや2つ いえ結構たくさんあるかと思います。
しかしながら、 実際の漆器の作り方や種類など 知らないことが多いのではないでしょうか?
よく考えると 「なんでこんなに値段が高いのぉ〜?」 って思いませんか?
漆器ってどうやって作られるの? ということでこちらに「The Making」という 番組の特集を載せました。
とってもわかりやすい動画で なんで値段が高いのかがよ〜くわかります^^
<素材> 素材は大きくわけ、 天然木と合成樹脂に分かれます。
天然木でも、木粉を固めた成形品と 丸太から削った成形品と二つに分かれます。
天然木は 欅(けやき)、桜(さくら)、栃(とち)、桂(かつら) などから作られます。
天然木は6ヶ月から1年かけ じっくり乾燥させてから加工します。
お椀などの丸物は、 天然木をロクロで回しながら削って形をつくります。
この時点で、 お椀は向こうが透けて見えるくらい 薄っぺらいのだそうです。
しっかりしたお椀に見えるのは その後の工程によるものなんですね。
<下塗り> 塗りの工程は、下塗りと上塗りとに分かれ、 薄っぺらい木がしっかりとした器になるために 下塗りは重要な役割を果たします。
「塗り」、「乾燥」、「研ぎ」を 何度も繰り返し、器の下地を作ります。
<上塗り> 上塗りは、職人魂の見せ所です。 均一の厚さに仕上げるのに 熟練の技が必要です。
漆を乾燥させるには、 一定の温度、湿度を維持しなくてはいけません。
ですから下塗りから上塗りまで 3ヶ月以上の期間が必要です。
<加飾> ここまでの工程で すでに立派な漆器の出来上がりです。
でも、昔の職人さんは、 遊びココロがあったのですね。
彩豊かな「加飾」によって 漆器は様々な形へと変化します。
加飾の伝統的なものとして 蒔絵(まきえ)と沈金(ちんきん)があります。
蒔絵は、筆に漆を含ませて模様を描き、 そこに金粉・銀粉などを蒔(ま)きつけ、 研ぎ・磨きを繰り返してつくりあげます。
↓こちらが蒔絵です
(角萬漆器さまの画像です)
沈金は、刃物で絵柄を彫り、 その彫り跡に金箔・銀箔、金粉・銀粉、顔料等を 漆で接着させ、仕上げていきます。
↓こちらが沈金です
(角萬漆器さまの画像です)
こうして漆器はますますお高いものへ(笑) いえいえ素晴らしいものへと 進化していきます。
新商品の入荷、プレゼント企画、レッスン動画のアップのお知らせなど、最新の情報をいち早くお届けします。ぜひメルマガ登録をお願いしますね!
メルマガ登録はこちら↓
Comments