東京都小金井市にあるレストラン「寺子屋」をご存知でしょうか?
1954年創業の老舗のフランス料理店です。
その、寺子屋のオーナー社長様より、 寺子屋の唯一の和室、「梅の間」の「釘隠し(くぎかくし)」のご注文をいただきました。
「釘隠し(くぎかくし)」って何???
釘隠しとは、格式のある和風住宅で、 柱やつり束と長押(なげし)が交差した部分に打ち留めた大釘の頭を隠すための化粧金具で、 くぎが表面に見えないようにかぶせる装飾なんです。
やっぱり昔から日本人って、細かいところにこだわりますよね。
菊座と座金からなる六葉形のものがもっとも古い形で、 他に金属性の板に彫刻を施したものや七宝など、 いろいろなタイプがあるそうです。
レストラン寺子屋のマスター(オーナー社長)より、 実際釘は打ってないのだけど、和風の個室に釘隠しを作って欲しい、 というご注文を受け、トールペイントで試作を作ってみました。
3種類作ったのですが、マスターはその中のひとつを気に入ってくださり、 さらにこだわりの要求されました。。。
他にも試作はあったのですが、実際に柱に当ててみたら、 マスターが「これ」って言ったのが一番しっくりいきました。さすがですね~~。
実は、生徒さんが作ったマンダラ模様の縮小版です。
さらに木材のカットを注文し、これから仕上げにかかります! 素敵な「釘隠し」ができそうです。
Comments